私は高校3年生の終盤に、ほぼ学校の授業がなかったため、その間に数検準一級を受けたことがあります。
結果はとしては、1次試験は合格したものの2次試験で落ちました。
数検準一級を受けてみたいという方に向けて、経験者としてアドバイスできればと思います。
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数検準一級とは
そもそも数検とはどのような試験なのでしょうか。
以下では準一級をメインに書かせていただきます。
数検準一級は一次試験と二次試験に分かれています。
一次試験が60分で、二次試験が120分です。
また、一次試験は計算技能検定、二次試験は数理技能検定とも呼ばれています。
出題範囲は高校2,3年生レベルがメインで、数1・Aの内容を含む問題も少しあります。
一次試験
一次試験は問題数は7問ほどです。
基本的に計算がメインで、どの定理を使うか分からないという事は少ないと思いますね。
とはいえ、必要な点数は7割なので、基本的に7問中2問しか間違えられません。
計算技能検定というほどなので、電卓は使えませんし、計算量は地味に多いです。
とにかく頑張って計算してください。
また、回答欄には答えのみを書き込めばいいので、どんな手を使ってでも答えは書きましょう。
二次試験
次は二次試験についてです。
二次試験は5つのうち2つを選ぶ選択問題と、2つの必答問題を合わせた合計4問を解くことになります。
合格基準は6割なので、2問完答してもう1つの問題で半分部分点をもらえれば合格です。
二次試験は電卓を使ってもよいので、電卓はどんどん使いましょう。
積分の計算は特に、関数電卓が役に立つと思います。
定積分の計算は検算するのが面倒ですよね。
そのため、定積分の計算をしてくれる関数電卓を持っておくと計算に確信を持てます。
また、一次試験で計算を頑張ったから二次試験でも計算は余裕と思っていいのかと疑問に思いませんか?
私は、1次試験は7点満点中6.5点でしたが、2次試験では計算ミスを連発しました。
その結果、考え方は合っているはずでも、式変形のミスで0点の問題もありました。
二次試験においても計算力が必須なので、正確な計算をできるようにしましょう。
対策として何をしてきたか
私は基本的に2つの参考書を回して使っていました。
- 「実用数学技能検定 要点整理 数学検定準1級」(日本数学検定協会)
- 「U-CANの数学検定準1級ステップアップ問題集」 (ユーキャン数学検定試験研究会)
「実用数学技能検定 要点整理 数学検定準1級」

一つ目の「実用数学技能検定 要点整理 数学検定準1級」では、簡単な計算問題から取り組むことができます。
そのため、基本的な定理や公式を最初に身につけることができます。
難しめの問題はある程度ありますが、本当に最低限の内容かなと思います。
これ一冊で準1級を合格するのはハードかもしれません。
この書籍に取り組む場合は、他の参考書も後で取り組むことをお勧めします。
ただ、計算力に自信がある方であれば要点整理だけでも合格はできると思います。
「U-CANの数学検定準1級ステップアップ問題集」

二つ目の「U-CANの数学検定準1級ステップアップ問題集」ですが、これはやや難しい問題が多い印象です。
そのため、できれば高校の数3を学習し終えている方が練習に使うのがいいと思います。
また、模擬試験2つと過去問1つが載っているのでより実践的な演習ができます。
これらの2つの参考書の問題をすべて1回は自力で解けるようにしました。
U-CANの参考書は使ったことがなかったですが、意外と使えるなと思いました。
その他にも、詳しい証明が見当たらないときなどは適宜青チャートを利用していました。
正直青チャートだけやれば準一級は事足りると思います。
合格に何が足りなかったのか
上記の2つの参考書をメインに勉強を進めていましたが、結果は2次落ち。
2次は4.0点満点中1.5点。
完答できた設問もなく、0点の問題もあったという有様。
なぜ合格できなかったのだろうか。
まず、考え方は基本的に正しかったですが、計算がうまく処理されていませんでした。
三角関数の積和公式などが違ったみたいです。
ただ計算するだけでもミスが連発していました。
120分のうち、50分近くは見直しをしていましたが、まったく気付けていませんでした。
見直しだけでなく、他の選択問題も解いてみるべきだったと思います。
自分の解答が返却されていないため、そのほかにどこを間違えているのかはよく分かりません。
思っているよりも部分点は貰いにくいことが分かりました。
また、言い訳にはなりますが、新しい関数電卓を買うべきでした。
私は父親の古い関数電卓を使っていましたが、今のと比べると使える機能は限られていました。
もちろんその電卓では積分計算なんてできませんでした。
なので、できれば積分計算ができるくらいの関数電卓を入手することをお勧めします。
どんな対策をするべきだったのか
私は2冊の参考書の問題を解いていましたが、特に過去問での実践をすべきだったと思います。
2次試験では必答問題のほかに5つの中から2つ問題を選択するので、その選択のイメージもより具体的にできるようにすべきだったと思います。
自分の得意な分野の問題だけでなく、解けるかわからない問題にも手を出せる時間配分が必要でした。
そのようなことも踏まえ、実戦形式でトレーニングすればよかったです。
また、記述形式なのでどのような書き方が伝わりやすいのかも考慮するべきでした。